青山動物病院

猫のフィラリア症

ねこもフィラリアに感染します。
犬のフィラリア症（犬糸状虫症）に対する理解とその予防に関しては普及していますが、猫のフィラリア症（犬糸状虫症）に関してはまだ普及しておらず、予防率が低い状況です。

犬フィラリア症の発生が多い地域では確実に猫へのフィラリア感染が存在します。したがって静岡県も感染率は高いと考えられます。

猫に感染するフィラリア虫体は犬と同じです。心臓のサイズは小さいのに同じ大きさの虫が寄生するので重篤な症状になります。

発症時期は①虫体の肺血管への移行、②虫体の死滅、③肺組織の変性で、喘息・アレルギー性気管支炎の様な症状や致死的な急性肺障害など重篤な症状を引き起こします。
症状は食欲不振、嘔吐、呼吸困難、突然死などです。

当院でも毎年、数頭の猫ちゃんが朝、元気に食事をしていたのに、30分～数時間後に吐くように舌を出し苦しがって呼吸が止まってしまってというようなケースがあります。
全てのケースがフィラリア症ではないかもしれませんが、かなり疑いがあると考えられます。

猫のフィラリア症も予防が最良の選択です。
ご質問等は病院受け付けまたはスタッフにご相談下さい。

Tel. / Fax. 0538-35-8870